ソネットの第3四半期は経常益22%増…エムスリーとソーシャル・オンラインゲームがけん引

ソネットエンタテインメント<3789>は、本日(1月26日)、第3四半期累計(4-12月期)の連結業績を発表し、売上高5.3%増、経常利益22%増を増収増益を達成した。これまで収益をけん引してきたインターネット接続サービスの収益が低迷したものの、医療情報サイトを手がける子会社エムスリーと、オンラインゲームの収益が好調だったことが主な要因。 同社の業績は、売上高695億7400万円(前年同期比5.3%増)、営業利益72億8600万円(同15.0%増)、経常利益78億0600万円(同22.0%増)、四半期純利益30億6700万円(同10.0%増)だった。     ■セグメント別の概況 ネットワーク事業は、売上高479億5600万円(前年同期比0.7%減)、営業利益32億9100万円(同23.5%減)だった。ブロードバンド新規会員獲得が好調だったものの、震災の影響で春商戦の新規会員獲得が後ろ倒しになった影響から課金化に遅れが生じた、としている。会員獲得費用も収益を圧迫した。 メディア・エンタテインメント事業は、売上高216億1700万円(同21.8%増)、営業利益59億3400万円(同52.6%増)だった。エムスリーの好調に加え、ソーシャルゲームなどモバイルゲームの売り上げが好調だった。オンラインゲームの構造改革に伴うコスト削減も奏功した。   ■2012年3月期の見通し 2012年3月期は、売上高945億円(前期比6.7%増)、営業利益100億円(同20.8%増)、経常利益104億円(同28.4%増)、当期純利益42億円(同14.7%増)を見込む。従来予想からは変更なし。