セプテーニHD、第1四半期はソーシャルゲーム伸び経常益53%増…「キングダムクロニクル」や「乙女転生グリモア伝」など

セプテーニ・ホールディングス<4293>は、本日(2月7日)、第1四半期(10-12月期)の連結業績を発表し、売上高9.9%増、経常利益53%増と大幅な増益を達成した。収益性の高いソーシャルゲーム分野で、アクセルマークの運営する「キングダムクロニクル」やサイテックの運営する「乙女転生グリモア伝」などの運営成績が好調だったようだ。 同社の発表した第1四半期業績は、売上高97億1000万円(前年同期比9.9%増)、営業利益3億6600万円(同32.9%増)、経常利益4億0700万円(同53.3%増)、四半期純利益1億2800万円(同0.9%増)だった。     セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ネットマーケティング事業は、売上高78億7200万円(同2.9%増)、営業利益2億9300万円(同3.7%減)だった。インターネット広告市場が拡大基調にある中、シェア向上を図るべく積極的な営業活動を展開し、スマートフォン広告や「Facebook」に代表されるソーシャルメディアなどの成長分野を中心に売上を伸ばした。また、新規事業や新領域の開発にも取り組んだ。 ■メディアコンテンツ事業は、売上高は10億1500万円(同210.8%増)、営業利益9800万円(前年同期1300万円の赤字)だった。子会社のアクセルマークがエフルートを吸収合併し、大きく業容を拡大させた。収益性の高いソーシャルゲーム分野で「キングダムクロニクル」など複数のタイトルがヒットしたことで利益面でも大幅に改善した。   ■第2四半期の見通し 第2四半期の業績は、売上高196億1000万円(前年同期比10.3%増)、営業利益7億6600万円(同31.1%増)、経常利益8億2700万円(同46.7%増)、当期純利益3億6800万円(同25.3%増)を見込む。