ザッパラス、3Qは公式サイトの課金会員の減少響き2ケタ減収減益…月額会員は前年比18%減

ザッパラス<3770>は、本日(3月7日)、第3四半期累計(2011年5月-2012年1月期)の連結を発表し、売上高12.7%減、営業利益15.3%減となり、2ケタの減収減益となった。主力のフィーチャフォン向けの占いコンテンツの課金会員の減少による売上減少が響いたようだ。 同社の発表した第3四半期の連結業績は、売上高77億0800万円(前年同期比12.7%減)、営業利益20億4300万円(同15.3%減)、経常利益20億4800万円(同15.5%減)、四半期純利益12億5500万円(同12.3%減)だった。     セグメント別の状況は以下のとおり。 ■コンテンツ事業は、売上高59億8100万円(同10.9%減)、セグメント利益25億3200万円(同13.0%減)だった。占いコンテンツを紹介するアプリ「cocoloni占いコレクション」の提供を開始したほか、フィーチャーフォン向け公式コンテンツ40サイト、PCコンテンツでは146サイトを新規投入した。また、各キャリアのスマートフォン向けコンテンツ225サイトも新規投入した。月額課金会員数は前年同期比17.9%減(41万人減)の187万人だった。前四半期末比では4万人減だった。 ■コマース関連事業は、売上高15億4800万円(同20.0%減)、セグメント損失1200万円(前年同期9100万円の利益計上)だった。顧客との長期的な関係づくりを最優先するため、取扱い商材の見直しと絞込みを行ったことが響いた。また携帯電話販売会社ジープラスは解散することも決議している。 ■その他の事業は、売上高1億7800万円(同1.6%減)、セグメント利益6500万円(同193.4%増)だった。開発受託案件を受けたことで利益が大幅に伸びた。   ■2012年4月期の見通し 2012年4月期は、売上高112億円~126億円(前期比5.2%減~6.7%増)、営業利益25億円~30億円(同17.0%減~0.2%増)、経常利益25億円~30億円(同17.5%減~0.3%減)、当期純利益15億円~18億円(同7.2%減~12.5%増)を見込む。