ポールトゥーウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、本日(3月9日)、2012年1月期の連結業績を発表し、売上高21%増、経常利益66%増と好調な実績となった。ソーシャルゲームなどのユーザーサポートなどのネット看視事業は営業減益となったものの、家庭用ゲームソフトやソーシャルゲームなどのデバッグ業務の受注が堅調に推移したことが主な要因だった。
同社が発表した決算は、売上高83億6400万円(前期比21.8%増)、営業利益12億7500万円(同65.5%増)、経常利益12億8000万円(同66.5%増)、当期純利益6億5100万円(同70.8%増)だった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■デバッグ・検証事業は、売上高60億1500万円(同27.9%増)、営業利益11億6600万円(同70.9%増)だった。家庭用ゲームソフトやソーシャルゲーム、アミューズメント機器でのデバッグの受注が増加した。海外では、E3(Electronic Entertainment Expo)への参加などにより日系企業や現地企業との商談を行い、Pole To Win Americaの取引顧客社数が55社となるなど受注が堅調に増加した。
■ネット看視事業は、売上高23億4200万円(同9.2%増)、営業利益5800万円(同29.6%減)となった。ソーシャルゲーム向けユーザーサポートや、ネット上の広告審査の受注が増加したものの、サポートセンター増床費用等の増加により、営業減益となった。
■2013年1月期の見通し
2013年1月期は、売上高91億4000万円(前期比9.3%増)、営業利益13億5000万円(同5.9%増)、経常利益13億4000万円(同4.6%増)、当期純利益7億6600万円(同17.5%増)を見込む。
同社では、業務拡大に対応した管理者育成や、必要設備機材整備、海外展開を進めるなど、費用増加を見込むため、売上高営業利益率は前期より低下する見込み、としている。
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657