グリー<3632>は、本日(3月12日)、「GREE」におけるソーシャルゲームに関するサービス向上、適正利用の促進のため、本日付けをもって、新たに、社長直轄の「利用環境向上委員会」を設置することを決定した、と発表した。
今後、同委員会において、社外の有識者も招き、各種施策の検討・立案等を継続的に推進し、月内にも第1弾の取りまとめを行い、施策を発表する予定。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券のレポートにも見られるように、資本市場関係者は、射幸心を煽るガチャと、それに関連したRMT問題について、ソーシャルゲーム業界が考えているよりも深刻な問題として受け止めているフシがある。
今回、田中社長直轄部署による早期の対応表明は、こうした問題に対してグリーとしてより真剣に取り組む意思を示したものといえるのではないか。第1弾の施策の発表が注目される。
グリー代表取締役社長の田中良和氏のコメントは、以下のとおり。
「当社は、社会やユーザーに対して誠実にサービスを提供するという経営理念に基づき、不断の努力を行い社会的責任を十分に全うしていくために、今回設置した利用環境向上委員会を中心として、今後とも、全社を挙げて、ユーザーに対するサービスの内容や品質を一層改善・向上させるべく、当社のサービスについて継続的に真摯な検討を進め、また当社になされるご指摘等に謙虚に耳を傾け、必要又は適切な施策を、随時、可及的すみやかに実施していきます。まずは、月内に早急に、第1弾のとりまとめを行い、施策の発表を行うことを検討しております。その後も引き続き対応を進めていく所存です。」
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632