ビットアイル、文京区に第5データセンターを開設…品川増床と合わせてラック数は38%増

ビットアイル<3811>は、本日(3月21日)、新データセンターを建設する、と発表した。今回開設するデータセンターは、第5データセンターで、既存の文京データセンター(第4データセンター)と同じ東京都文京区内に立地する。 都市型データセンターとしての利便性と災害耐性を兼ね備えたロケーションに加え、大規模地震に備えた新築免震構造の建物とする。さらに特別高圧電源設備や、非常用電源に接続した大規模災害時に稼働するディザスターリカバリーセンターなど、今後のアウトソーシングニーズの全てに応えられる最新型総合データセンターとする、としている。 文京データセンターは、順調に販売が進んでおり、現時点で稼働率が74%と、フル稼働となる目処がたっているとのこと。今後の事業継続性とクラウドサービスなどのさらなる拡大に向けて、文京区内に新たなデータセンターを開設することを決定したという。 新データセンターのキャパシティは約1400ラック。設置可能ラック数は、現在の5385ラックで、第3データセンターの増床増加分688ラックと合わせて、約7470ラックに大幅に増加する見通し。iDCサービスだけでなく、クラウドサービスなどの多彩なサービスを展開することで、いままで以上に積極的な販売展開が実現できる。 なお、ビットアイルは、レンタルサービス、クラウドサービスなどマネージドサービスの受注が好調に推移していることを受けて、2012年7月期の業績予想を情報修正している。営業利益を26億円から28億円、経常利益を23億円から25億円、当期純利益を12億5000万円から13億円にそれぞれ引き上げた。修正率は、営業利益7.7%増、経常利益8.7%増、当期純利益4.0%増となる。