アキナジスタ、FC2 Investmentに6300万円の第三者割当増資…FC2とアドネットワーク事業で連携も

アキナジスタ<2495>は、本日(4月9日)、FC2 Investmentを割当先とする第三者割当による新株発行と、第9回新株予約権を発行する、と発表した。今回の割り当てにより、FC2 Investmentは、アキナジスタの発行済み株式総数の54.9%を取得することになって、アキナジスタの親会社となる(新株予約権が全て行使されると70.88%)。 第三者割当増資については、1株5697円で1万1122株を発行し、調達額は6336万円となる。一方、新株予約権は1112個で、1個あたり1310円、発行価額は145万円。行使期間は4月25日から2017年4月24日まで。予約権が行使された場合、行使価額は5697円で、総額6125万円を調達できる見通し(4月9日の終値は6460円)。 調達した資金について、アキナジスタでは、運転資金に充当するほか、モバイル・スマートフォンアドネットワーク「Maistの機能改善、借入金の返済などに使用する予定。アキナジスタの大林浩社長は、当サイトの取材に対し、「今後は国内や海外でのアドネットワークの配信での連携していく。また役員も1名先方より派遣される予定」とコメントしている。 なお、引受先となったFC2 Investmentは、SEOやホスティグサービス、ブログサービスなどで知られる「FC2」のグループ会社にあたる。アキナジスタでは、「FC2ブログ」などのメディア広告枠の取り扱いを行っており、継続的な取引が続く中、今回の決定に至った、としている。