ランシステム、桃太郎事業の一部を2億1500万円で譲渡 自遊空間事業に経営資源を集中

 ランシステム<3326>は、12月6日、業務提携の一環として、リサイクルショップを展開するエーツーに、家庭用ゲーム機器などの娯楽用品を販売している桃太郎事業の一部を譲渡すると発表しました。

 譲渡対象は、直営店舗8店舗と、営業権(のれん)、商標などで、譲渡価額は2億1500万円の予定です。譲渡契約締結日は、12月13日、譲渡期日は、2011年1月13日の予定です。

 2010年6月期における譲渡対象事業の業績は、売上高16億6400万円、営業利益1億1200万円、経常利益1億1500万円でした。これに対して、ランシステムの業績は、売上高100億3000万円、営業利益1億0100万円、経常利益1億6100万円でした。

 なお、ランシステムでは、事業譲渡の経緯について、自遊空間事業と桃太郎事業を中心に展開してきましたが、会社としてさらなる成長を目指すためには、自遊空間事業に経営資源を集中させる必要があると判断したため、としています。

 今回の事業譲渡により、財務体質の強化とともに市場における優位性の確保、企業価値の向上を目指すそうです。