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カプコン<9697>は、本日(5月7日)、2012年3月期連結決算について、減収減益だったと発表した。前の期においてコンシューマ・オンラインゲーム事業において大型ソフトの投入が相次いだ反動や、当初予定していた主力タイトルの発売が次期にずれ込んだため、としている。
同社の発表した決算は、売上高が前期比16.0%減の820億6500万円、営業利益が同13.8%減の123億1800万円、経常利益が同8.1%減の118億1900万円、当期純利益が同13.2%減の67億23百万円だった。
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セグメント別の状況は以下のとおり。
■コンシューマ・オンラインゲーム事業は、売上高は23.9%減の535億100万円、営業利益が同16.0%減の105億0200万円だった。『モンスターハンター3(トライ)G』が国内出荷本数160万本を突破するなど手堅く伸長したほか、期末に発売した旗艦ソフト『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』も一定の出足となったものの、前期に大型タイトルを複数投入した反動や有力ソフト「ドラゴンズドグマ」の発売延期が響いた。
■モバイルコンテンツ事業は、売上高が56.6%増の63億0800万円、営業利益が74.6%増の23億8500万円だった。国内で『みんなとモンハンカードマスター』と『モンハン探検記 まぼろしの島』が会員数が100万人を突破した。海外では、ビーラインブランドの新作『スヌーピー ストリート』が日本やアジアで健闘したほか、『スマーフ・ビレッジ』が好調に推移し、ビーラインタイトルは国内外で5600万件のダウンロードを突破した。
このほか、アミューズメント施設事業は売上高が0.9%増の117億2900万円、営業利益が58.0%増の17億8700万円、アミューズメント機器事業は、売上高が3.0%減の76億6300万円、営業利益が66.2%減の8億9000万円だった。その他事業は、売上高が26.5%減の28億6200万円、営業利益が20.1%減の8億7700万円だった。
■2013年3月期の業績予想
2013年3月期の業績予想は、売上高が前期比27.9%増の1050億円、営業利益が同28.3%増の158億円、経常利益が同32.8%増の157億円、当期純利益が同45.7%増の98億円を見込む。営業利益は過去最高業績を予定しているとのこと。