マーベラスAQL、2012年3月期は合併効果で営業益416%増の10.44億円に

マーベラスAQL<7844>は、本日(5月10日)、2012年3月期の連結決算を発表し、売上高が前期比49.6%増の104億2300万円、営業利益が同416.5%増の10億4400万円、経常利益が同593.1%増の10億2500万円、当期純利益が同2591.9%増の35億3300万円となった。     10月1日付で、AQインタラクティブ、ライブウェアと合併しており、これに伴い、大幅な増収・増益となった。当期純利益は大幅に伸びたが、これは合併による負ののれん発生益と、繰延税金資産の計上を行ったため。 事業セグメント別の状況は以下のとおり、 ■オンライン事業は、売上高36億9200万円、セグメント利益6億7200万円だった。「ブラウザ三国志」、「ブラウザプロ野球」、モバイル版「牧場物語」などの主力タイトルが引き続き好調に推移した。さらに「剣と魔法のログレス」につきましても順調だった。「ブラウザ三国志モバイル」、「ブラウザプロ野球モバイル」もそれぞれサービスインした。 ■コンシューマ事業は、売上高35億2600万円、セグメント利益5億5000万円だった。「牧場物語 はじまりの大地」が累計出荷本数が19万本を超えるヒットとなったほか、「グランナイツヒストリー」、「閃乱カグラ -少女達の真影-」などもスマッシュヒットを記録し、今後の展開が期待できる新たなIPとなった。アミューズメント部門では、「ポケモンバトリオ」が引き続き高い人気を博し、新規パックコレクションの受注も好調だった。 ■音楽映像事業は、売上高32億0400万円、セグメント利益5億4700万円だった。「プリキュア」シリーズの音楽商品やTVシリーズの映像商品、過去シリーズのDVD-BOX、その他企画商品等の商品受注や劇場映画の配給収入が好調だった。ステージ制作では、「ミュージカル『テニスの王子様』」に加え、「舞台『弱虫ペダル』」と「VISUALIVE『ペルソナ4』」の観客動員数が順調に推移した。   ■2012年3月期の見通し 2013年3月期は、売上高が前期比77.5%増の185億円、営業利益が同110.6%増の22億円、経常利益が同107.8%増の21億3000万円、当期純利益が同63.5%減の12億9000万円を見込む。