楽天リサーチと楽天は、「スマートフォンの使用実態」に関するインターネット調査の結果を発表し、女性の利用者が急増していることを明らかにした。
調査によれば、スマホを利用している男女1200名に従来型の携帯電話からスマホにした時期を聞いたところ、最も多かった回答が「1年以上前」で42.5％だった。次いで「1年以内」が37.8％、「今年になってから」が19.8％だった。男女別では、男性は早くからスマホを活用しており、特に20代と30代の男性のそれぞれ51.0％、50.5％が「1年以上前」と回答した。一方、女性も、この1年以内に4割以上（42.2％）がスマホへの買い替えを行なったとのこと。
スマホ購入後、端末の利用時間については、従来の携帯電話に比べ「利用時間が以前の2倍以上に増えた」と答えた人は40.8％、「利用時間が以前より少し増えた」という回答（30.8％）となり、合計7割以上（71.6％）がスマホの利用時間が長いと回答した。
1日のスマホの利用時間については、「1時間以内」（32.3％）と「2時間以内」（28.8％）が上位で、3時間を超えるという回答も1割近く（9.8％）あったという。
スマホを利用している時間帯（複数選択）は、7割以上（71.2％）が「家にいるとき」と回答。次いで「お昼休みなど休憩時」（61.8％）、「出掛け先で」（56.6％）、「通勤、通学などの移動の途中」（50.5％）と続いた。
通話とメール以外に良く使う機能は「カメラ利用・写真撮影」が78.5％と最も多く、続いて「店、レシピ、乗り換え、天気などの情報検索」（69.6％）、「地図機能での行き先ガイド」（53.9％）、「SNS(twitterやFace Bookなど)の閲覧」（52.4％）、「ショッピングサイトの閲覧」（49.7％）だった。ゲームは、39.7％にとどまった。
従来型の携帯電話からスマホに換えて変わったことは、「情報を検索する機会が増えた」が67.4％、「Webサイトを閲覧する機会が増えた」が61.1％で、楽天リサーチでは、スマホが従来の携帯電話と比べてより“PC的”な使い方がされていると指摘している。「SNS(twitterやfacebookなど)の閲覧・投稿が増えた」（37.8％）、「動画を見る機会が増えた」（33.7％）などの回答が比較的多かった。
他方、PCの利用時間については、スマホ購入後のPC利用時間の変化については「変わらない」が63.3％となった。「利用時間がやや減った」（21.0％）、「利用時間が大幅に減った」（9.3％）がそれに続いている。「まったく使わなくなった」を含め、PC利用時間が「減った」とする回答は約3割（31.8％）にとどまった。
なお、この調査は、5月9日から10日にかけての2日間、楽天リサーチ登録モニター（約220万人）の中から、スマホ（Android搭載型のスマホおよび iPhone）を使用している全国の20歳から49歳の男女計1200人を対象に行った。詳細は下記リリースを参照のこと。
スマートフォンの使用実態に関する調査（楽天リサーチ）
