
6月2日17時現在のApp Storeの売上ランキングでは、Backflip Studiosの「DragonVale」が3週連続の首位となった。自分の管理する公園でドラゴンを育てる育成ゲームで、友人などと協力しながら、ドラゴンを孵化し、餌を与えて成長・進化させたり、交配によって新しい種類のドラゴンを生み出したり、公園の施設を充実させたりしていく。
第2位には、Kabamの「Kingdoms of Camelot: Battle for the North 」がランクイン。アーサー王伝説を題材にしたMMOストラテジーゲームで、プレイヤーは、イギリス北部で、王国内の都市建設や農地の強化、さまざまな技術研究などを行いつつ、軍隊を増強していく。他の王国との同盟やチャットなどで協力しながら、領土拡大を目指していく。
また第3位は、Playtika「Slotomania」となった。カジノ系アプリは、4位「Poker by Zynga」、9位「Card Ace: Casino」、14位「Texas Poker」、19位「Slots Journey」の5タイトルがランクイン。前週は4タイトルがランクインしていたが、さらに1タイトル増えた。無料アプリランキングで、Shark Partyの「Slots」が上位に入っており、こうしたアプリはまだまだ増えそうだ。
米国でのオンラインカジノにまつわる議論とは別に、iPhoneがアーリーアダプターだけでなく、幅広い層に普及してきたことに伴って、全体的に、わかりやすくて誰でも手軽に遊べるゲームへのニーズが強まっているようにも見える。この点は、日本勢のソーシャルゲームが人気になっている一因にも見えるのだが、果たして。
日本勢については、すでに報じたようにCygamesとDeNAの「Rage of Bahamut」が15位にランクイン。日本の「Mobage」で提供されている人気ソーシャルゲーム「神撃のバハムート」の英語版にあたる。レビューを見ている限り、カードのクオリティの高さや、敵を倒しながら進行するクエスト、ギルドイベントといった日本でも評価されている要素が好評のようだ。グリーも引き続き堅調で、Funzio, Inc(グリー)の「Modern War」が18位、グリー<3632>の「Zombie Jombie」がランクイン。