デジタルハリウッドは、本日(7月11日)、タイの現地法人「デジタルハリウッド タイランド」を設立し、8月より、ASEAN初となる「デジタルハリウッド バンコク校」を開校する、と発表した。ゲームやアニメなどのコンテンツや、開発部門などの海外展開は珍しくなくなったが、今回のように専門スクールが海外に進出するケースは珍しい。
デジタルハリウッド バンコク校では、3DCGアニメ、グラフィック&Webデザイン、モバイル・アプリ開発の3分野のコースを設置する。日本で大手ゲーム会社や、キャラクターコンテンツ制作会社などで制作経験を積んだ講師が指導を行い、クリエイティブや高度な演出方法などのテクニックから教養までの教育ノウハウを提供し、人材育成を行なっていく。
アジアでは、スマートフォンをはじめとするデジタルデバイスの普及と、それに伴うコンテンツ流通の活発化、世界各国からのオフショア開発需要の拡大を背景に、タイや近隣諸国でもICTやオンラインゲームなどの産業で人材需要が急速に高まっている。今回、デザイナーやエンジニアの人材育成に関するニーズが強いと判断したようだ。