アクロディア、第3四半期はミドルウェアの不振で3.4億円の営業赤字…GゲーとECは順調に拡大

アクロディア<3823>が7月13日に発表した2012年8月期の第3四半期決算は、増収・赤字だった。売上高22億6100万円(前年同期比37.4%増)、営業損益3億4800万円の赤字(前年同期4億4100万円の赤字)、経常損益7億6700万円の赤字(同4億5300万円の赤字)、四半期純損益4億7500万円の赤字(同5億4800万円の赤字)だった。     ■フィーチャフォン向けミドルウェアの縮小が響く 同社では、EC事業が順調に売上規模を拡大し収益が向上しているものの、ミドルウェア事業で、フィーチャーフォン向けライセンスなどの売上が減少していることが響いた、としている。現在、スマートフォン向けのサービス強化を行なっているものの、補完できなかった。また、スマートフォン向けサービス拡充による運営コストや固定費の負担が大きかったとのこと。きせかえサービスなどコンテンツプロバイダー事業も売上高を79%減らした。   ■「Gゲー」は投資段階も順調に会員数が増加 また、持分法適用関連会社であるGMOゲームセンターで展開しているスマートフォンゲームプラットフォーム事業「Gゲー」が現在投資の段階であることから、持分法による投資損失4億0200万円を営業外費用として計上した。「Gゲー」では、大手ゲームメーカーの人気ゲームをはじめ、さまざまなジャンルのゲームを国内外へ配信し、タイトル数・アプリダウンロード数を増やしており、会員数は月100万を超えるペースで順調に拡大しているという。   ■2012年8月期の見通し 2012年8月期では、売上高35億1900万円(前期比62.4%増)、営業損益1億8300万円の赤字(前期6億1800万円の赤字)、経常損益7億3400万円の赤字(同6億8400万円の赤字)、当期純損益4億3700万円の赤字(同8億0400万円の赤字)を見込む。