7月19日付の日本経済新聞朝刊は、コーエーテクモホールディングス<3635>の4-6月期連結決算は、売上高が1割減の60億円前後、営業損益はほぼゼロ(前年同期3億4300万円の黒字)になったもようだ、との観測記事を掲載している。
報道によれば、「100万人の信長の野望」などが堅調だったものの、家庭用ゲームソフトの販売本数が前年同期比2割減の100万本程度になったとのこと。9月に発売する家庭用ゲームソフト「DEAD OR ALIVE5」の開発費も利益の圧迫要因。
なお、ゲームソフト会社の多くは、開発中のゲームソフトの開発費について、仕掛やソフトウェア仮勘定などの形で資産計上し、ゲーム発売後に原価などに振り替えるが、コーエーテクモHDは、開発費が発生した時点で費用に計上しているという。
【追記】
この報道について、コーエーテクモHDは、「当社として公表したものではありません。」とのコメントを発表した。決算発表は7月30日の予定。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コーエーテクモゲームス
- 設立
- 1978年7月
- 代表者
- 代表取締役会長(CEO) 襟川 陽一/代表取締役社長(COO) 鯉沼 久史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高681億700万円、経常利益341億6600万円、最終利益268億5200万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 非上場