coly、第2四半期(2~7月)決算は新作『ブレマイ』の寄与で売上高34%増 マーケティング強化や協業案件の費用先行で赤字計上が続く
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coly<4175>は、9月13日、2025年1月期の第2四半期累計(2~7月)の決算(非連結)を発表、5月9日にリリースした新作『ブレイクマイケース』が同社内最速での売上・ユーザー数の立ち上がりを達成し、大幅な増収を達成した。
一方で、『ブレイクマイケース』のリリース後に広告宣伝費を投じマーケティングを強化したことや、大手エンターテインメント企業との協業案件の費用が先行したことで赤字計上が続いた。
売上高27億3600万円(前期比34.4%増)
営業損益6億7000万円の赤字(前期6億8500万円の赤字)
経常損益6億6100万円の赤字(同6億8400万円の赤字)
最終損益6億8700万円の赤字(同6億8500万円の赤字)・モバイルオンラインゲーム事業
以前より開発を進めていたオリジナルIPの新作タイトル『ブレイクマイケース』を5月9日にリリースした。同タイトルは、同社内最速での売上・ユーザー数の立ち上がりを達成し、その影響でモバイルオンラインゲーム事業の売上高は前年同期を上回った。現在、ユーザーからの意見を反映させながら運営を実施し、ゲーム内イベントも順調に推移している。多くの期待を集めているメインストーリーについても、全編キャラクターボイスを収録し、最高の品質で届けるべく、準備を進めている。『スタンドマイヒーローズ』や『魔法使いの約束』などの運営中のゲームにつうては、引き続き、ユーザーファーストの視点に立ち返り、IPとしての信用獲得に注力した。『魔法使いの約束』は台湾のiSWEETY社と提携し中文版のリリースの準備を進めたほか、『オンエア!』については、7月26日に『オンエア! for Nintendo Switch』を発売した。引き続き、ユーザーにとって魅力のある運営を実施しながら、舞台やキャストイベントなどのリアルイベントやメディア、グッズなどを絡めつつ、ゲームだけでなくIPとしての成長を目指していく。
また、同時に新たなIPの創出・新たなゲームの開発を進行し、安定成長のための準備を進めた。
・メディア事業
各タイトルでグッズの販売が好調に推移したほか、リアルイベントの開催や舞台、「coly cafe!池袋PARCO店」での期間限定カフェの開催などユーザーとのタッチポイントを創出し、多方面から同社作品に触れる機会を提供した。また、『魔法使いの約束』を2025年1月にTVアニメ化することを発表し、大きな反響を得た。以上の結果、メディア事業の売上高は前年同期を上回った。 -
■通期売上高予想を開示
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2025年1月期通期の業績予想については、非開示としていた売上高予想を開示、5月にリリースした『ブレイクマイケース』が好調に推移していることなどから過去最高売上である65億円を見込んでいる。
一方、機動的な投資判断が必要となることが想定されるため、利益予測に関しては引き続き非開示としている。
売上高65億円(前期比28.3%増)
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。
会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高50億6400万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益7億9400万円の赤字、最終損益8億3000万円の赤字(2023年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175