アクセルマークの3Qは「天空のレギオン」など寄与し営業益721%増…QonQでは減収・営業減益

アクセルマーク<3624>は、この日(8月1日)、第3四半期(2011年10月~2012年6月期)の連結決算を発表し、売上高28億7700万円(前年同期比205.1%増)、営業利益2億3000万円(同721.4%増)、経常利益2億2800万円(同850.0%増)、四半期純利益1億9300万円(同642.3%増)だった。前年同期は単独決算のため、比較はあくまで参考値となる。     ソーシャルゲームが連結に加わったため、大幅な増収・増益となった。ソーシャルゲーム事業で積極的に業容拡大の施策を講じたものの、「天空のレギオン」など新タイトルの売上は好調な一方、一部の既存タイトルの売上については想定をやや下回ったとのこと。 また、コンテンツ事業では、フィーチャフォン向けコンテンツのスマートフォン対応を推進しているが、フィーチャフォン向けコンテンツの売上減少を補うほどの貢献には至っていない、としている。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ソーシャルゲーム事業は、売上高11億3800万円、セグメント利益1億8800万円だった。「Mobage」で展開するソーシャルゲームの売上が順調に推移した。新作「天空のレギオン」は、リリース1ヶ月目の6月度では、他の既存タイトルを超過する売上を達成した。一方、既存タイトルは想定していた売上をやや下回っている。またコンプガチャ終了の業績への影響は限定的だった。 ■コンテンツ事業は、売上高10億9100万円、セグメント利益1億8000万円だった。「音楽」「書籍」「動画」などフィーチャフォン向けコンテンツの売上は引き続き減少傾向となった。事業運営体制の効率化や広告出稿に係る費用対効果の見直し、不採算コンテンツの整理を進めることで収益性向上に努めた。 ■広告事業は、売上高6億6000万円、セグメント利益3300万円だった。フィーチャフォン向けを中心とした広告ネットワーク事業を主力サービスとして展開したほか、海外のモバイル市場向けのコンテンツ検索サービスの提供の準備も進めた。   ■4~6月期はQonQで減収・営業減益 第3四半期会計期間(4~6月期)での業績は、他のソーシャルゲーム会社と同じく、QonQでは減収・営業減益となった。売上高9億7000万円(前四半期比1.3%減)、営業利益7200万円(同14.3%減)、経常利益7000万円(同14.6%減)、四半期純利益6000万円(同3.4%増)だった。 親会社のセプテーニ・ホールディングスによれば、インディソフトウェアを買収し、ソーシャルゲームの開発体制を強化したことに加え、人員拡充や広告宣伝の強化、スマートフォン向け新サービスの先行投資を実施したとのこと。販売管理費が前四半期の3億0700万円から3億5900万円に増加した。   ■2012年9月期の見通し 2012年9月期は、売上高40億0700万円(前期比225.5%増)、営業利益2億7200万円(同2372.7%増)、経常利益2億7000万円(同6650.0%増)、当期純利益2億1600万円(黒字転換)を見込む(前期との比較はあくまで参考値)。     第4四半期会計期間(7~9月期)に限定すると、売上高11億3000万円(前四半期比16.5%増)、営業利益4200万円(同41.7%減)、経常利益4200万円(同40.0%減)、四半期純利益2300万円(同61.7%減)となる見通し。
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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