
従来予想と比較した修正率は、売上高が3.4%増、営業利益が21.7%増、経常利益21.7%増、当期純利益が22.9%増となる。

同社では、「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト」や人気キャラクターの景品などの業務用ゲーム機販売、ソーシャルゲームを中心としたネットワークコンテンツ、パチンコ・パチスロ向けの液晶基盤販売など各分野が非常に好調に推移したため、としている。また、トイホビー事業も定番キャラクター玩具を中心に順調だったとのこと。
とりわけ、ネットワークコンテンツの売上高見通しについては、従来は360億円としていたが、485億円に引き上げられた。
■第1四半期は営業益155%増
同時に発表した第1四半期(4-6月期)の連結決算は、売上高1086億円(前年同期比23.2%増)、営業利益161億円(同155.3%増)、経常利益164億円(同149.4%増)、四半期純利益102億円(同214.8%増)だった。

「機動戦士ガンダム」や「ワンピースグランドコレクション」、「アイドルマスターシンデレラガールズ」などのソーシャルゲームを中心に業績に大きく貢献するとともに、トイホビー事業も定番キャラクター玩具を中心に順調に推移したことが主な要因。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■トイ・ホビー事業は、売上高399億円(同2.0%増)、セグメント利益39億円(同21.5%減)だった。「仮面ライダーフォーゼ」や「スマイルプリキュア!」などの定番キャラクター商材の販売が玩具を軸としたカテゴリー連動の展開により好調だった。また、「ドラゴンボールヒーローズ」などのデジタルカード、「バトルスピリッツ」などのトレーディングカードを中心に、カードゲームも順調だった。海外については、欧米で「Power Rangers」シリーズ、アジア地域ではプラモデルや大人向けのコレクション性の高い玩具が人気だった。
■コンテンツ事業は、売上高569億円(同60.0%増)、セグメント利益123億円(同2280.0%増)だった。「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト」や人気キャラクターの景品を中心に、業務用ゲーム機販売が好調だった。ネットワークコンテンツは、「機動戦士ガンダム」シリーズや「ワンピース グランドコレクション」、「アイドルマスターシンデレラガールズ」などのソーシャルゲームが業績に大きく貢献するとともに、パチンコ・パチスロ向けの液晶基盤販売が好調だった。家庭用ゲームソフトは、米国地域では「ソウルキャリバーV」、「NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームジェネレーション」の販売が貢献した。
■アミューズメント施設事業は、売上高138億円(同5.8%減)、セグメント利益0.06億円(同99.1%減)だった。国内において、ショッピングセンター内のキャラクターの世界観を体感できる差異化された店舗を中心に堅調に推移したものの、好調に推移した前年同期と比べて、既存店売上高が93.5%だった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高8892億7000万円、営業利益1254億9600万円、経常利益1336億800万円、最終利益927億5200万円(2022年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832