ACCESS、2011年1月期の決算は経常益50%増-高利益率のロイヤリティ売上が伸びる

ACCESS<4813>は、本日(3月18日)、2011年1月期の連結決算を発表し、売上高は、前期比22.5%減の251億2000万円だった。ロイヤリティー売上が伸びたものの、基盤ソフトウェア・プラットフォーム「ZebOS」や「NetFront」シリーズの製品売上が54%減の63億100万円と減少したことが主な要因だった。 経常利益は、同50.6%増の43億1700万円。全体としての売上が低下したものの、利益率の高いロイヤリティー売上が伸びたため、営業利益、経常利益ともに大きく伸びた。スマートフォン市場の急拡大により、同社の保有するスマートフォンに係る特許の価値が高まってきたことから、特許のライセンス供与を戦略的に行った、としている。 また、当期純利益は、同14.3%減の4億2300万円。経常利益が伸びたものの、特別退職金11億4300万円、開発中止損失9億4400万円などを特別損失として計上したため。 配当については、従来未定としていたが、個別業績では当期純損失となったため、見送るとのこと。 なお、2012年1月期の業績予想については、東北地方太平洋沖地震への影響を精査し、拡大次第、速やかに発表する、としている。