ポールトゥウィン・ピットクルーHD、営業益予想を13.4%上方修正…買収子会社が寄与

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、本日(9月7日)、2013年1月期の連結業績予想を上方修正し、売上高108億7500万円(前回予想96億0900万円)、営業利益18億1600万円(同16億0200万円)、経常利益18億2200万円(同16億2400万円)、当期純利益9億7600万円(同9億2100万円)とした。 従来予想からの修正率は、売上高13.2%増、営業利益13.4%増、経常利益12.2%増、当期純利益6.0%増だった。     同社では、国内外における受注拡大と、顧客のグローバル化に対応するため、買収した子会社が寄与するため、としている。7月には、買収したウインライトのデバッグ部門の新設分割会社とデバッグ事業を行うシンガポール子会社が寄与したほか、デバッグ、ローカライズ、ユーザーサポートサービスなどを行うe4e Inc.グループのInteractive Entertainment事業が連結に加わる予定。   ■第2四半期の決算 同時に発表した第2四半期の連結決算は、売上高50億2800万円(前年同期比31.6%増)、営業利益8億5700万円(同62.8%増)、経常利益8億6300万円(同62.8%増)、四半期純利益4億5000万円(同50.8%増)だった。     ■デバッグ・検証事業は、売上高38億2400万円(前年同期比42.4%増)、営業利益8億6500万円(同78.7%増)だった。アミューズメント機器開発メーカーの新機種投入が積極的に行われていることから、ポールトゥウィンのデバッグ業務が引き続き好調だった。家庭用ゲームソフトもデバッグ業務も繁忙期が近づき増加傾向にある。また、スマートフォン向けアプリ・ゲームのデバッグ業務拡大や、ローカライズ業務も強化している。 ■ネット看視事業は、売上高12億0300万円(同6.7%増)、営業利益1500万円(同11.6%減)だった。今後拡大が期待される広告審査業務の受注体制整備(人材採用、研修)等を行ったため、増収減益となった。さらに、大手広告代理店への広告審査システムの提供や、不適切な利用手口の分析・対策を講るためのビッグデータ解析、データマイニング業務の受注も開始した。