タカラトミー、第2四半期は最終赤字に…トランスフォーマーやベイブレードの反動減で

タカラトミー<7867>は、本日(9月19日)、第2四半期(4-9月期)累計の連結業績予想を下方修正し、売上高810億円(前回予想870億円)、営業利益6億5000万円(同30億円)、経常利益2億5000万円(同26億円)、四半期純損益9億円の赤字(同12億円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が6.9%減、営業利益が同78.3%減、経常利益が同90.4%減となる。     同社では、国内外で大ヒットしたトランスフォーマーやベイブレードがブームが一巡し、反動減となったことに加え、欧州地域を中心に販売が苦戦したため、と説明している。同社によると、国内玩具市場では、夏休み商戦が盛り上がりに欠け、トレーディングカード分野が急激に縮小しているとのこと。 ただし、トミカやプラレールといった定番商品の販売が堅調に推移するとともに、アミューズメントマシン プリティーリズムやポケモントレッタ、第2四半期より市場投入した新世代バトルホビー「バトロボーグ 20」、リカちゃん「くるくる回転寿司」などの重点商品は好評だった。 また、利益面については、売上高の減少に伴い、粗利益が大幅に減少するなか、販売管理費の削減などを行ったが、今後の成長に向けた先行投資継続もあり、粗利益減少をカバーできず、営業利益、経常利益、四半期純利益は、前回予想を下回る見込みになった、としている。 なお、通期予想は変更なし。新商品の追加投入、販売体制の再構築、固定費の圧縮等の収益改善策をスタートさせており、最大商戦期であるクリスマス商戦の見通し、業績改善諸施策の具体化・進捗動向などにより修正の必要が生じた場合は速やかに開示する。