ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、スマートフォン用無料通話アプリ『無料通話-comm(コム) もっとつながる、もっと高音質。』をリリースした。日本だけでなく、世界204の国と地域で配信されている。iOSアプリとAndroidアプリ版を提供している。無料で利用することができる。
このアプリは、『LINE』や『カカオトーク』などの無料通話・チャットが楽しめるスマートフォンアプリ。同じアプリを利用している友人などと無料電話で話をしたり、写真やスタンプを使ったグループトーク、写真のシェアなどが楽しめる。また、アプリを使ってない人にも無料でメールを送ることもでき、メッセージのやり取りが楽しめるなど、画期的な要素もある。
なお、サービスはニックネームやサービス固有のID(検索などで用いられるキー)を使用せず、実名での利用を前提として設計されいるとのこと。ユーザーは、家族や親しい友人など、連絡をとりたい相手を実名で検索し「友だちリスト」に追加することで、コミュニケーションが楽しめる。
■通話品質は良好との評判
すでに利用した人に感想を聞いたところ、通話機能については、Wi-Fi経由はもちろん、3G回線で使っても、かなりはっきり会話できるようで、「iPhoneでは通常の通話よりもいいかもしれない」とのことだった。また、アプリを使ってない人とコミュニケーションが取れる点も非常に便利と話してくれた。
■Mobageに続くプラットフォームに成長する可能性も
DeNAでは、「Mobage」ではリーチできなかったユーザー層に利用してもらうことで、自社が運営するサービス群におけるユーザーベースの拡大をグローバル規模で行う、としている。将来的には、「Mobage」と「ビッターズ」など自社サービスと連携するとのこと。
アプリの普及次第となるので若干気が早いが、NHN Japanが「ハンゲーム」とは別に「LINE」をプラットフォームとして展開しているように、DeNAも今後、「Mobage」とは別路線のリアルなソーシャルグラフを前提としたアプリプラットフォームに育つ可能性もある。興味深い展開が期待される。
■『無料通話-comm もっとつながる、もっと高音質。』
iPhone版
Android版
© DeNA Co., Ltd.
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432