セプテーニHD、12年9月期は19%増収・64%営業増益…ネットマーケティングとソーシャルゲームが伸びる

セプテーニ・ホールディングス<4293>は、本日(11月5日)、2012年9月期の連結決算を発表し、売上高413億5800万円(前年同期比19.4%増)、営業利益15億2700万円(同64.5%増)、経常利益16億3800万円(同64.5%増)、当期純利益6億7700万円(同57.8%増)だった。前期(2011年9月期)は増収減益となったが、今期は一転して大幅な増益を達成した。

同社では、主力のネットマーケティング事業に加え、メディアコンテンツ事業がともに売り上げ、利益の拡大に成功したため、としている。

 

 

 

 

セグメント別の状況は以下のとおり。

■ネットマーケティング事業は、売上高335億9900万円(前年同期比12.1%増)、営業利益13億9600万円(同36.8%増)だった。PC向け広告が堅調に推移したほか、スマートフォン向け広告も大きく伸長した。また、「Facebook」を活用したマーケティング支援サービスについても需要拡大を背景に取扱高が急増した。このほか、横浜と高松に拠点を開設し国内の営業体制を強化したほか、海外拠点としてシンガポールと米国サンフランシスコに現地法人を設立した。

■メディアコンテンツ事業は、売上高43億3500万円(同236.3%増)、営業利益2億2700万円(前期は2900万円の赤字)だった。子会社アクセルマークがエフルートを吸収合併し、大幅に業容を拡大させた。「キングダムクロニクル」や「乙女転生グリモア伝」といった複数のタイトルがヒットし、ソーシャルゲーム全タイトルの期末時点の累計登録者数が約280万人、売上高が約21億円にまで成長した。

 

■2013年9月期の業績予想

2013年9月期の業績予想は非開示。ネットマーケティング事業は堅調に推移すると見込んでいるものの、ソーシャルゲーム分野における事業環境の変化が激しいうえ、先行投資を行っている新タイトルのリリース後の状況次第で業績が大きく変動する可能性があり、合理的な業績予想を算出することが困難になっているため、としている。

株式会社セプテーニ・ホールディングス
https://www.septeni-holdings.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セプテーニ・ホールディングス
代表者
代表取締役 神埜 雄一
決算期
9月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4293
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