ゲームロフトは、この日(11月6日)、第3四半期第の売上高について、前年同期比37%増の5540万ユーロ(約56億8000万円)だったことを明らかにした。
地域別の内訳は、北米が32%、ヨーロッパ・中東・アフリカが26%、アジア太平洋が22%、ラテンアメリカが19%だった。9ヶ月の累計の売上高は、前年同期比28%増の1億5060万ユーロ(154億4400万円)を達成した。四半期ベースでも前四半期比で10%近い成長を維持している。
■売上高の推移
単位:百万ユーロ |
平成24年 |
平成23年 |
前年比 |
第1四半期 |
44.8 |
39.5 |
+14% |
第2四半期 |
50.4 |
37.4 |
+35% |
第3四半期 |
55.4 |
40.6 |
+37% |
9か月間計 |
150.6 |
117.4 |
+28% |
同社では、スマートフォン・タブレット端末向けのゲームが大きな成功を収めたため、としている。スマートフォン・タブレット端末向けの売上は、前年比124%増で、売上全体での比率をみると、56%と前年同期の34%から大きく上がった。
2011年3月よりゲームアプリにフリーミアム・ぺイミアムモデルを導入したことが主な要因で、ゲームの月間アクティブユーザー数は現在5600万人に達するとのこと。スマートフォン関連売上の60%以上が、アプリケーション内課金と広告収入による。
■第4四半期の見通し
第4四半期については、引き続きスマートフォン・タブレット向けゲームを中心に堅調な伸びが続く見通し。『モダンコンバット 4:Zero Hour』や『ゾンビウッド』、『ヒーローズ・オブ・オーダー&カオス』、『My Little Pony』、『PLAYMOBIL Pirates』、『UNO & Friends』などの多くの高い注目を集める新作をリリースする予定。
2012年の年間売上は、2億0500万ユーロ(210億2200万円)を少し上回り、前年比25%以上の伸びを見込んでいる。