ポールトゥウィンピットクルーの3Qは営業益51%増…家庭用・ソーシャルゲームのデバッグ業務が伸長

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、第3四半期(2~10月期)の連結決算を発表し、売上高78億8900万円(前年同期比27.6%増)、営業利益14億4200万円(同51.0%増)、経常利益14億3800万円(同48.8%増)、当期純利益7億7400万円(同47.6%増)だった。 主力のデバッグ・検証事業で、年末に向けて家庭用ゲームソフトとソーシャルゲームのデバッグ受注が伸びたことが増収・増益となった主な要因だった。ネット看視は売上が伸びたものの、体制整備を行ったため、増収・減益となった。     セグメント別の状況は以下のとおり。 ■デバッグ・検証事業は、売上高60億5800万円(同35.8%増)、営業利益14億1500万円(同57.6%増)だった。アミューズメント機器開発メーカーの新機種投入が活発化したこともあって、アミューズメント機器のデバッグ業務が引き続き堅調に推移した。家庭用ゲームソフトは、据置型ゲーム機向けソフトが減少傾向だが、年末年始商戦に向けて、家庭用ゲームソフト開発繁忙期を迎え、受注が増加した。スマートフォンアプリやソーシャルゲームのデバッグ受注が増加傾向にある。 ■ネット看視事業は、売上高18億2700万円(同6.5%増)、営業利益2100万円(同5.5%減)だった。ネット企業をはじめ、新聞社、小売業界等の様々な企業が電子書籍やネット通販などのEコマースに参入しており、広告審査業務が増加した。ソーシャルゲーム市場では、リアルマネートレード対策や不適切利用看視、ユーザーサポート業務の商談も増加したとのこと。今後拡大が期待される広告審査業務の受注体制整備(人材採用、研修)などを行なったため営業減益だった。   ■2013年1月期 2013年1月期は、売上高108億7500万円(前期比30.0%増)、営業利益18億1600万円(同42.4%増)、経常利益18億2200万円(同42.3%増)、当期純利益9億7600万円(同49.8%増)だった。第4四半期以降、買収した子会社が収益に寄与する見通し。