セガは、本日（1月25日）、欧米地域におけるPCゲームの開発力を強化するため、THQ Canada（Relic Entertainment）の全株式と、THQ Canadaの親会社であるTHQが保有する一部知的財産等を1月24日に取得したことを明らかにした。
THQ Canada の前身となる Relic Entertainmentは、1997年に設立され、2004年に THQ Canadaに買収されたが、それまでの開発力を評価され、買収後もRelic Entertainmentスタジオとして名を残した。代表作である対人型のSFウォーゲーム『Warhammer 40k Dawn of War』シリーズは全世界で合計700万本以上を販売し、第2次世界大戦以降の近代戦史をモチーフにし、『Company of Heroes』シリーズは全世界で400万本以上を販売した実績がある。
セガは、欧米地域においてすでに3つの開発会社を保有しており、PC向けオンラインゲームをはじめ、スマートフォン向けゲームやソーシャルゲームなど、急速に拡大しているオンラインゲーム市場への対応を進めている。今回の買収により、同社が持つ高いコンテンツ開発力や蓄積された開発ノウハウを活かし、PCオンライン向けゲーム市場での存在感を高めていく、としている。
なお、買収金額は明らかにされていないが、Game Industy Newsの報道によれば、2600万ドルで入札により買収されたとのこと。日本経済新聞朝刊も約23億円で買収したと報じている。
