サイバーエージェント<4751>は、本日(1月31日)、第1四半期(10-12月期)の連結決算を発表し、売上高408億円(前年同期比27.0%増)、営業利益15億円(同68.6%減)、経常利益16億円(同66.8%減)、四半期純利益32億円(同58.3%減)となった。増収減益となったが、「Ameba」に関連した大規模なプロモーションなど先行投資が発生したことによる。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■Ameba関連事業は、売上高65億円(同7.9%増)、営業損益31億円の赤字(前年同期17億円の黒字)だった。スマートフォン向け「Ameba」の成功に向けて約30億円の大規模なプロモーション展開や、前期までインターネット広告事業に属していたスマートフォンメディアの新規開発事業の統合等を行ったことによる。
■SAP・その他メディア事業は、売上高155億円(前年同期比65.6%増)、営業利益10億円(同11.2%増)だった。ソーシャルゲーム事業の国内、海外における積極展開を行った。
■インターネット広告事業は、売上高188億円(同13.4%増)、営業利益19億円(同57.3%増)だった。スマートフォン広告の順調な販売などにより、増収増益となった。
このほか、投資育成事業は、売上高8億円(同1566.3%増)、営業利益6億円(黒字転換)、FX事業は、売上高18億円(同6.5%減)、営業利益10億円(同2.1%減)だった。FX事業については、1月31日に売却した。
■2013年9月期の見通し
2013年9月期は、売上高1700億円(前期比20.5%増)、営業利益100億円(同42.6%減)、経常利益100億円(同41.7%減)、当期純利益120億円(同40.8%増)を見込む。純利益が大きく伸びる見通しだが、これはCygames株式とFX事業の売却を特別利益として計上するため。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751