アドウェイズ<2489>は、本日(1月31日)、2013年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高210億円(前回予想195億円)、営業利益3億2000万円(同2億5000万円)、経常利益3億7000万円(同2億8000万円)、当期純利益3億円(同2億円)とした。
従来予想からの修正率は、売上高が7.7%増、営業利益が同28.0%増、経常利益が32.1%増、当期純利益が50.0%増となった。
同社では、国内のスマートフォンとインターネットの広告事業が好調に推移していることが主な要因としている。売上高の増加に伴い売上総利益が増加し、費用等の抑制が図られたことから、営業利益、経常利益、最終利益も増加する見込み。
■第3四半期は増収減益
同時に第3四半期(2012年4~12月期)の連結決算も発表しており、売上高155億8200万円(前年同期比15.5%増)、営業利益2億5700万円(同74.9%減)、経常利益3億1300万円(同70.0%減)、四半期純利益2億7400万円(同60.3%減)だった。今後の事業拡大に備えた人員増など先行投資が収益を圧迫したようだ。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■広告事業は、売上高132億7100万円(同18.2%増)、セグメント利益11億5500万円(同7.9%減)だった。「Mobage」へのサービス提供が本格化し、スマートフォンを含めたモバイルの提携メディア数が拡大するとともに、スマートフォンアプリ向け広告「AppDriver」が順調に拡大した。しかし、人件費などの費用が増加したことにより、セグメント利益は減少した。
■アプリ・メディア事業は、売上高10億6600万円(同25.7%減)、セグメント利益1900万円(同95.6%減)だった。今後の開発体制を強化するためにエンジニアを多く採用しているため、セグメント利益は大きく減少した。
■海外事業は、売上高12億3800万円(同51.5%増)、セグメント損益1億3200万円の赤字(同4200万円の黒字)だった。スマートフォンアプリ向け広告「AppDriver China」の取引が引き続き拡大したほか、中国現地企業向けのアフィリエイト広告「CHANet」を中心に取引が拡大したことにより大幅な増収を達成した。しかし、海外向け人員を増強したため、セグメント損益は赤字となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アドウェイズ
- 設立
- 2001年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 山田 翔
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2489