クルーズ<2138>は、本日(2月4日)、第3四半期(2012年4~12月期)の決算を発表し、売上高90億9700万円(前年同期比37.5%増)、営業利益12億4300万円(同25.2%減)、経常利益12億5300万円(同24.7%減)、四半期純利益7億6500万円(同21.3%減)だった。
同社では、オリジナルゲーム「神魔×継承!ラグナブレイク」がTVCMの効果によりMobage上で登録会員数が150万人(2012年12月末時点)を突破するなど成長を続けたほか、同10月にリリースした「アヴァロンの騎士」もリリース開始後約50日で登録会員数50万人を突破した。とりわけ、10~12月期のソーシャルゲームの売上は前四半期比で1.5倍になったとのこと。
また前年同期比で減益となったが、これは「神魔×継承!ラグナブレイク」に係る大規模なプロモーションコストに加え、ネット通販サイト「SHOPLIST.com by CROOZ」の大規模なプロモーションを実施したことが主な要因だった。
■10~12月期決算
10~12月期決算は、売上高41億1900万円(前四半期比51%増)、営業利益4億1900万円(同11%減)、四半期純利益2億5700万円(同15%減)だった。売上高は過去最高だった。前年同期との比較でも触れたように、「神魔×継承!ラグナブレイク」のテレビCMを中心とする大規模プロモーションにより売上高が大きく伸びた。他方、これは前四半期比で利益がマイナスとなる原因となった。
■2013年3月期の見通し
2013年3月期は、売上高135億円(前期比51.1%増)、営業利益20億円(同2.3%増)、経常利益20億円(同2.3%増)、当期純利益12億円(同5.3%増)だった。売上高のみ前回から25億円増額修正した。
なお、12月23日にリリースした「HUNTER × HUNTER バトルコレクション」も、「神魔×継承!ラグナブレイク」、「アヴァロンの騎士」に並ぶ勢いで推移しているとのこと。会員数は50万人を突破し、スマートフォンとフィーチャーフォンのMobageランキングでも15位以内に入っている。1月の売上高と利益は過去最高になったとのこと。
2月と3月にも大規模プロモーションを実施する予定で、利益は減少するものの、4月以降、売上高が伸びるほか、利益面でも回収期に入る、としている。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138