MUMSS、ソネットの業績予想を上方修正 接続の好調とゲームポットのコスト削減で
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、1月7日付けのレポートで、ソネットエンタテイメント<3789>の業績予想について上方修正を行った。レーティング「Neutral」と、目標株価33万円は継続としている。
MUMSSでは、2011年3月期から2013年3月期までの売上高および利益の予想を見直しており、2011年3月期の営業利益予想を73億8000万円から80億3400万円に、2012年3月期の営業利益を80億2900万円から88億8600万円に、2013年3月期の営業利益を91億7400万円から101億7900万円にそれぞれ引き上げた。
前回予想から修正された要因として、接続事業の会員数の増加による売上高の拡大に加えて、苦戦しているオンラインゲーム運営子会社ゲームポットのコスト削減による利益増額が見込めること、をあげている。
ゲームポットについては、第2四半期は、第1四半期からの落ち込みから回復したとはいえ、それが加速していない上、戦略的に取り組んでいる海外事業で苦戦しているという。2009年8月からスタートした米国事業は、Bright Shadowの運営を中止し、「ファンタジーアース」の課金も伸びていない模様だとのこと。
MUMSSでは、ソネットエンタテイメントの妥当株価について、同業他社との比較からノン・オペレーティングアセットを勘案した妥当修正PERを14.5倍とし、ノン・オペレーティングアセットを加えた38万円(前回設定34.3万円)に設定した。しかし、接続への先行投資後のEPS成長率の見方に変化がないことや、前回の目標株価と現在の株価の間に乖離が大きいことから目標株価は前回予想の継続とした、としている。レーティングについては、赤字サービスのコスト削減によるもののため、変更しなかったという。
会社情報
- 会社名
- ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
- 設立
- 1995年11月
- 代表者
- 代表取締役執行役員社長 渡辺 潤
- 決算期
- 3月
会社情報
- 会社名
- GMO GP株式会社
- 設立
- 2010年10月
- 代表者
- 代表取締役 安田 暁史