メディアドゥHD、第3四半期は10億円特損計上で4.8億円の最終赤字転落 海賊版サイト閉鎖後の回復が想定上回り大幅増収・営業増益に

メディアドゥホールディングス<3678>は、本日1月15日、第3四半期(18年3月~11月)の連結を発表し、売上高361億7400万円(前年同期比32.5%増)、営業利益9億5900万円(同36.5%増)、経常利益9億4400万円(同51.2%増)、最終損益4億8800万円の赤字(前年同期3億0900万円の黒字)だった。

 


主力の電子書籍流通事業が順調に伸び、売上高と営業利益は大幅な伸びを達成した。海賊版サイト閉鎖以降の回復状況が想定を上回っているそうだ。ただし、投資有価証券評価損10億円を特別損失として計上したことが響き、4億8800万円の最終赤字を計上することになった。

続く2019年2月通期は、売上高500億円(前期比34.4%増)、営業利益13億円(同39.8%増)、経常利益13億円(同56.4%増)、最終損益12億5000万円の赤字を見込む。売上高と営業利益、経常利益は予想を超過する見通しだが、最終赤字幅は予想よりも拡大する。

最終赤字幅が拡大するのは、無形固定資産の減損損失として4億8400万円、投融資に関する評価損として4億7800万円を第4四半期において計上するため。メディアドゥと出版デジタル機構の合併に伴い、これまで開発を進めてきた基幹システムにかかる減損損失が発生する。

 
株式会社メディアドゥ
https://mediado.jp/

会社情報

会社名
株式会社メディアドゥ
設立
1996年4月
代表者
代表取締役社長CEO 藤田 恭嗣
決算期
2月
上場区分
東証プライム
証券コード
3678
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