
ブロッコリー、10年連続の経常黒字となる見込みに 小売切り離しと『うたプリ』登場で安定した利益創出が可能に
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また、『うたプリ』が登場する前のブロッコリーといえば、赤字が続くなど業績面で苦しい局面が続いていた会社であったが、アニメイトの資本を入れてから会社が大きく変わった。収益面での不安定要因であった小売部門(ゲーマーズ)を切り離し、コンテンツプロデュースに集中するなど経営改革を実施した。
同社の2008年2月期以降の経常利益の推移は以下のとおり。

2008年2月期から2010年2月期までの3年間は赤字だったが、2011年2月期以降、9年にわたって経常利益の黒字を継続した。2020年2月期も下方修正となったものの、黒字での着地となる見込みで、結果、黒字は10年間続くことになりそうだ。そして、コンテンツ面での原動力となったのは『うたプリ』だ。

同社は、2022年2月期に売上高80億円、営業利益12億円を目指す中期計画を立てている。計画達成のために、既存コンテンツに加えて、新しいコンテンツがどれだけ収益を押し上げられるかが重要になる。8月5日に発売される予定のNintendo Switch向け『ジャックジャンヌ』が注目される。
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企業情報(株式会社ブロッコリー)
会社名 | 株式会社ブロッコリー |
---|---|
URL | http://www.broccoli.co.jp/ |
設立 | 1994年3月 |
代表者 | 高橋善之 |
決算期 | 2月 |
直近業績 | 売上高59億7500万円、営業利益8億0900万円、経常利益8億3400万円、最終利益5億5000万円(2019年2月期) |
上場区分 | ジャスダック |
証券コード | 2706 |

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