ドワンゴ<3715>は、第2四半期(2012年10月~2013年9月期)の連結決算を発表し、売上高173億7300万円(前期比5.0%減)、営業利益14億3800万円(同73.8%増)、経常利益14億5000万円(同102.4%増)、四半期純利益14億4300万円(同197.7%増)だった。
「niconico」を展開するポータル事業の収益が伸びたことが主な要因。ポータル事業は売上高76億5100万円(同16.0%増)となり、モバイル事業の売上高69億8000万円(同4.4%減)を超えた。
「niconico」では将棋の竜王戦やアニメの一挙放送、国会中継のほか、ニコニコ動画の機能強化などを行い、プレミアム会員数は前年同期比18.8%増の189万人と順調に増加し、収益拡大をけん引した。セグメント利益は16億2800万円(同203.2%増)だった。下記は、ポータル事業の売上高と営業利益の推移だが、前期の第4四半期から営業利益が順調に伸びている。
またゲーム事業は、18億4700万円(同46.1%減)、セグメント利益2億5700万円(同40.6%減)だった。パッケージソフトの大型ブランドタイトルが前年同期に比べて少なかったことが主な要因。
このほか、ライブ事業は、売上高2億3900万円(同39.1%増)、セグメント損益1億8000万円の赤字(前年同期3億0100万円の赤字)と増収・赤字幅が縮小した。
■2013年9月期の見通し
2013年9月期は、売上高375億円(前期比3.5%増)、営業利益20億円(同47.8%増)、経常利益20億円(同55.9%増)、当期純利益23億円(前期5億0600万円の)を見込む。