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JPモルガン証券は、4月23日付けのレポートで、グリー<3632>が22日に発表したOpenFeint買収について、「世界展開におけるグリーの更なる前進であり、これにより、おそらく業界最大手プレーヤーとなったと言っても過言ではなかろう」と評価している。
JPモルガンでは、海外事業の展開とユーザー数の増加は、短期的にグリーの業績拡大に反映されないとしても、世界規模でのユーザーの奪い合いという厳しい競争下にあるスマートフォン事業で、同社を優位な立場に置いたとの見方を示している。この意味で、今回の約1億0400万ドルという買収金額は、米国におけるiOSとAndroidプラットフォームへのアクセスをいち早く得たという点で妥当であるとのこと。
また、OpenFeintの収益モデルは、まだ初期段階とし、グリーのノウハウが加わることで向上が期待できると指摘している。現在、OpenFeintは、「OFX」ゲーム開発スイート上で販売されるバーチャルアイテムの収入などが主な収益源だが、「フリーミアム」サービスをパートナーであるゲーム開発企業のサービスに実装させている段階で、マネタイズは始まったばかりと見ているという。
なお、JPモルガンでは、グリーの投資判断について、「Overweight」の継続、2012年1月までの目標株価も1500 円の継続とした。