D2Cは、この日(7月4日)、スマートフォン、タブレット端末およびフィーチャーフォンの利用動向調査を発表した。
この調査は、全国の15歳~69歳の男女で、携帯電話・PHS・スマートフォン所有者3096名を対象に行ったインターネット調査で、2013年5月に実施された。同社ではこうした調査を定期的に行なっている。
(1)フィーチャーフォンとスマートフォンのユーザ比率
調査対象者全体におけるスマートフォンユーザの比率は43.3%となり、2012年11月調査の37.6%から5.7ポイント増加。所有パターン別に見ると、「スマートフォンのみ利用」が38.9%、「スマートフォンとフィーチャーフォンを併用」が4.4%、「フィーチャーフォンのみ利用」が56.7%だった。
スマートフォンユーザの性年代構成を見ると、女性の比率が46.2%と2012年11月調査から3.1ポイント増加した。また、「女性30~39歳」が2.5ポイント、「女性40~49歳」が1.7ポイント増加した。
職業構成では、2012年11月調査時点から、「パート・アルバイト」が10.9%と2.4ポイント、「専業主婦」が15.4%と1.6ポイントとそれぞれ増加した。
(2)主要スマートフォンサイト/アプリの利用状況
スマートフォンユーザに、主要スマートフォンサイトとアプリの利用状況を聞いたところ、「Google」の利用者計が85.8%ともっとも高く、続いて、「Yahoo!JAPAN(79.6%)」、「LINE(61.7%)」、「通信事業者のポータルサイト(57.2%)」、「Facebook(44.3%)」の順となった。LINEの利用率は、2012年11月調査時点からプラス9.5ポイントと大幅に増加。
この他のSNSについては、前回調査からいずれも利用率が低下しており、mixiが34.5%から29.1%、Amebaが27.0%から25.4%、GREEが19.2%から17.7%、Mobageが18.0%から16.5%となっている。
また、1日あたりの利用回数でも、「1日に10回以上」という回答で、「LINE」が15.6%、「Twitter」が9.2%と高く、1週間あたりの平均利用回数では、「LINE」が30.3回、「Twitter」が25.2回と突出して多い回数となった。
(3)タブレット端末の利用状況
調査対象者全体にタブレット端末の利用状況について聞いたところ、全体で16.2%が利用していると回答。男女別では、男性が18.2%、女性が13.9%と、男性が4.3ポイント高い比率だった。
また、スマートフォン利用者の利用率は21.8%、フィーチャーフォンのみ利用者では11.9%と、スマートフォンユーザの利用率が9.9ポイント高い数値となった。性年代別で見ると「男性40代」が22.1%ともっとも利用率が高かった(自分専用端末と家庭共有端末の合計)。
(4)フィーチャーフォンのみ利用者のスマートフォン購入意向
フィーチャーフォンのみ利用者に、スマートフォンの購入を聞いたところ、「ぜひ購入したい」8.6%、「まあ購入したい」28.0%と36.6%に購入意向があった。一方、「まったく購入したくない」15.6%、「あまり購入したくない」23.0%と38.6%が今後もフィーチャーフォンを利用し続けていく意向があった。
さらに、フィーチャーフォンのみ利用者の中でもスマートフォンの購入意向がないと答えた人に、タブレット端末の利用状況をみると、「すでに利用」10.9%、「利用意向あり」15.8%だった。
D2Cでは、スマートフォンの購入意向がなくても、タブレット端末の利用意向がある層が存在することがわかったと指摘している。フィーチャーフォンとタブレット端末の併用者も増加することが推測される、としている。
このほか、デバイスごとのインターネット利用状況なども調査している。詳細については、同社の発表したプレスリリースを参照のこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社D2C
- 設立
- 2000年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 高田 了/代表取締役副社長 新谷 哲也
- 決算期
- 3月
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ