電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2013年5月のPHSを含む移動電話の国内出荷台数について、前年比17.1%増の182万3000台だったと発表した。
発表によれば、スマートフォンは、74.2%増の115万4000台と3カ月ぶりのプラスとなった。前月は夏モデル発表前により旧機種に買い控えが発生し前年比53.4%減の33万4000台だったが、夏モデルの販売が順次スタートし、販売台数が回復した。
携帯電話全体に占めるスマートフォンの比率は63.3%だった。この統計ではアップルやサムスン電子などの海外有力メーカーの数字が入っていないため、実際の出荷台数に占める比率はさらに上がっている可能性がある。
また携帯電話全体では20.2%増の170万台だった。一方、公衆用PHSについては13.7%減の12万3000台だった。
なお、JEITA/CIAJの発表する統計は、富士通やソニーモバイルコミュニケーションズ、シャープ、カシオ計算機など日本メーカーの実績を集計したものとなっている。