同社では修正の理由について、テレビアニメのプロデュースと版権ビジネスを手がけるアニメ事業と、キャラクターグッズの販促・プロモーション事業が順調に推移したため、としている。とりわけ、「ガンダム」シリーズのソーシャルゲームについての広告・プロモーションがさらに予想を上回り推移し、その効果からソーシャルゲームの版権収入についても予想を上回る見通しとなったという。
■第3四半期の決算
第3四半期(2012年9月~13年5月期)の連結決算を発表し、売上高171億8800万円(前年同期比25.4%増)、営業利益28億9700万円(同21.7%増)、経常利益28億8200万円(同19.5%増)、四半期純利益16億4300万円(同25.4%増)だった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
(1)メディア事業は、売上高124億4300万円(同28.5%増)、営業利益9億4200万円(同12.0%増)だった。継続番組「それいけ!アンパンマン」「カードファイト!!ヴァンガード」「ジュエルペット ハッピネス」などのほか、「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」「はたらく魔王さま!」「這いよれ!ニャル子さんW」などの新作テレビアニメのプロデュースを実施。さらに、「ガンダム」シリーズのソーシャルゲーム・遊技機に係る広告収入、「スーパーロボット大戦OG」シリーズのゲームに係るプロモーション受託収入といったキャラクターグッズの広告・プロモーションが好調に推移した。
(2)ライツ事業は、売上高39億2700万円(同32.1%増)、営業利益19億2800万円(同26.3%増)だった。「ガンダム」シリーズについて、既存の商品カテゴリーが堅調に推移したことに加え、ソーシャルゲームが依然好調を維持し、さらに新しい商品カテゴリーとして遊技機や食品などが加わったことにより版権収入が前年同期に比べ増加した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社創通
- 設立
- 1965年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 難波 秀行
- 決算期
- 3月