任天堂、第1四半期は経常黒字に転換…円安による為替差益で

任天堂<7974>は、この日(7月31日)、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高815億円(前年同期比3.8%減)、営業損益49億円の赤字(前年同期103億円の赤字)、経常利益148億円(同297億円の赤字)、四半期純利益86億円(同172億円の赤字)となり、減収となったものの、経常利益と純利益は黒字転換に成功した。       「ニンテンドー3DS」のハードとソフトの販売台数が伸びたことに加え、「Wii U」が新たに寄与したものの、ニンテンドーDSやWii関連の減少を補えなかったようだ。経常利益と純利益の黒字転換については、為替相場が円安に推移したことに伴い、為替差益が発生したことによる。為替差益については169億円を営業外収益に計上した。     ■2014年3月期の見通し 2014年3月期は、売上高9200億円(前期比44.8%増)、営業利益1000億円(黒字転換)、経常利益900億円(同758.6%増)、当期純利益550億円(同674.7%増)を見込む。