5月5日付けの日経産業新聞は、ゲーム各社の主戦場が家庭用ゲームソフトからスマートフォン向けのソーシャルゲームに移行しつつあるとし、各社の動きをまとめている。
報道によれば、グリー<3632>やディー・エヌ・エー<2432>がスマートフォン向けのソーシャルゲームを強化しているものの、両社ともまだ絶対的な地位を築いていないため、ゲーム各社は挽回する余地があると判断、小回りのきく開発子会社を相次いで設立しているとのこと。
NHN Japanは、今夏までに新作を70本投入する予定。先兵となるソーシャルゲーム開発会社「深紅」も設立している。同社は今夏より、「ハンゲーム」にカードゲームの提供を開始し、月2本程度のペースで配信するという。NHN以外にも提供する予定。
スクウェア・エニックス<9684>もスマートフォン向け開発子会社ヒッポスラボを設立。スマートフォンゲーム市場に合わせた開発体制の構築するため、新会社を設立した。2週間に1回ペースでイベント等を仕掛けていくようだ。
このほか、カプコン<9697>も4月に新ブランド「ビーライン」を設立。北米を中心に日本や欧州に拠点を設けてゲームを開発・提供していく、としている。