![]()
9月7日~13日のSocial Game Infoでアクセスの多かった記事は以下のとおり。今週も引き続きガンホーの新作『ディバインゲート』に関する記事にアクセスが集まった。東京ゲームショウでのステージイベントのスケジュールと、キャラクター情報が公開された。ゲームショウでの公開される情報が楽しみになってきた。またガンホーの『パズル&ドラゴンズ』への関心も高く、8位、12位、15位にも入っている。
第2位は、9月18日から配信されるiOS7によって、ユーザーのゲームアプリに関連する環境がどう変わるのかをまとめた記事だった。
第3位には、前週2位だった『マジック&カノン』に関する記事が入った。前週に続いて2位に入ったことには驚いた。そろそろ追加情報がほしいところでもある。またこの週は、新作情報が比較的少なかったものの、スクウェア・エニックスの注目タイトル『ファイナルファンタジー アギト』が7位、セガネットワークスの『反逆のシエルアーク』が22位、ミクシィ初のネイティブゲームアプリ『スピナン』が24位にランクインしている。
今週は、コロプラの『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』に関連する情報も多く、とみに注目集めたように思われる。6位、9位、13位にランクインしている。テレビCMの効果でダウンロード数が大きく伸びるとともに、売上ランキングでも順位を上げている。どこまで『パズル&ドラゴンズ』に迫れるか注目される。
■賞賛されるべきエイティングの取り組み
このほか、エイティングの株価が20日程度で5倍になった記事にもアクセスが集まった(第5位)。エレクトロニック・アーツが『テトリスモンスター』のリリース時にエイティングが開発協力している旨の発表を行っていたが(
関連記事)、世界的な人気を誇る「テトリス」を冠したタイトルということもあって、投資家もかなり注目していたようである。アプリストアのランキングを逐次チェックして投資判断のための材料に使うのはいまや常識なのだ(同時に業界内でエイティングを知らない人が意外と多くて驚いた)。
家庭用ゲームソフトの受託開発をメインとする同社は、これまで3年近くにわたって、ネットワークコンテンツを事業の柱に育てるための取り組みを行ってきた。2010年10月にオンラインゲーム開発子会社エイティングネットワークを設立し、オンラインゲームに開発に参戦したものの、「GIGANTOMAKHIA」の開発は頓挫し、2012年3月に解散、多額の損失を出した。その後も継続的にソーシャルゲーム・スマートフォンアプリへの取り組みを継続し、ここにきて大きな成功事例が出てきたわけである。
下記記事は、エイティングネットワークを巡る記事の一覧である。エイティングネットワークを解散した時、家庭用ゲームソフトの受託のみを行うという選択もありえたはずだが、多額の損失を出してもなお取り組み続けたエイティングは、今回、本当に素晴らしい結果を出しつつあるし、そして称賛に値するものであることがわかるかと思う。『テトリスモンスター』はまだまだ始まったばかりで、今後の運営とアップデートがより重要となる。当サイトとしても引き続き注目していきたい。
・
エイティング、2012年9月期は上場後初の最終赤字に…オンラインゲームの開発中止やゲーム開発の期ズレで
・
エイティング、子会社エイティングネットワークを解散…「GIGANTOMAKHIA」も開発中止
・
エイティング、ソーシャル・スマートフォンアプリへの対応を強化 オンラインゲームの開発も
・
エイティング、オンラインゲーム開発・運営子会社を設立