三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、5月2日付けのレポートで、任天堂<7974>の業績について、2012年発売予定の「Wii」後継機の発売以後、増益基調に転じる、との見方を示した。
MUMSSでは、2012年3月期は、「ニンテンドー3DS」の販売不振などを考慮し、売上高と営業利益は前年比マイナスに下方修正したものの、2013年3月期は、Wii後継機や「ニンテンドー3DS」の好採算ソフトの拡販を見込み、30%超の営業増益、その翌期にも35%を超える増益になると予想している、とのこと。
MUMSSの営業利益予想は、2012年3月期が1202億円(前期比29.7%減)、2013年3月期は1572億円(前期比30.8%増)、2014年3月期は2135億円(同35.8%増)となっている。またWii後継機の出荷台数予想は、2013年3月期が700万台、翌期が900万台で、ソフトは2750万本、8100万本。
なお、同社株のレーティングは「Neutral」、目標株価も2万1000円の据え置きとしている。