クルーズ、2011年3月期は営業利益161%増の11.30億円-今期は70%増益を計画

クルーズ<2138>が本日(5月9日)に発表した2011年3月期の業績は、売上高52億8200万円(前期比44.7%増)、営業利益11億3000万円(同161.3%増)、経常利益11億2900万円(同154.9%増)、当期純利益6億5600万円(前期2900万円の赤字)だった。 同社では、第1四半期より参入した「Mobage」のソーシャルゲームが引き続き好調に推移した、としている。現在、「くにおくん」シリーズを中心に6タイトルの提供を行っており、2011年3月末の登録会員数は448万人を突破したとのこと。とりわけ、3月4日より配信を開始した「湘南爆走族」は初月で9000万円の売り上げを突破したという。 ユーザーの動向分析や効果検証といったPDCAサイクルを人に依存せずに素早く実施できるようにするために、マーケティングデータベース「Compass」、開発高速化フレームワーク「Venus」、大量のトラフィックに柔軟に対応できるインフラ共通基盤「Zeus」という3つの自社システムを活用したことが奏功した。   ■2012年3月期の見通し-営業利益77%増益の見通し 2012年3月期は、売上高78億円(前期比47.6%増)、営業利益20億円(同76.9%増)、経常利益20億円(同77.0%増)、当期純利益12億円(同82.9%増)を見込む。 同社では、引き続きソーシャルゲーム中心の収益拡大を図っていく方針。課金率の高い30~40代に訴求する版権の確保に努めていくほか、四半期に2~3本程度のコンテンツを提供する、としている。同社では、80~90年代にファミコンで遊んだ世代や80年代のコミックなどを題材にしたコンテンツ考えているようだ。さらにスマートフォンへの対応や海外展開にも力を入れていく。
クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
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