アクセルマーク<3624>は、この日(11月5日)、2013年9月期の連結決算を発表し、フィーチャーフォン向けのコンテンツの売り上げが減少し、営業利益69%減と大幅な減益となった。ただし、四半期ベースではQonQで81%の営業増益となるなど、一時の不調から脱したようにみえる。
同社の発表した決算は、売上高35億2300万円(前期比9.4%減)、営業利益6900万円(同69.4%減)、経常利益7900万円(同65.2%減)、当期純利益6900万円(同63.5%減)だった。
同社では、フィーチャーフォン向けの音楽や動画、占いなど収益性の高いコンテンツ事業の売り上げが大きく減少したことに伴い、利益面でも大幅な減益での着地となった。他方、スマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」を中心とする広告事業がセグメント利益194.8%増の1億0300万円と大きく伸びたほか、ソーシャルゲーム事業も20%を越える増収となった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■ソーシャルゲーム事業は、売上高18億4700万円(前期比8.7%増)、セグメント利益1億3600万円(同22.7%減)だった。Mobage向けを中心に新規タイトルのリリースを積極的に行い、新たに10タイトルをリリースした。また、9月にiOS版「反逆のシエルアーク」をセガと協業でリリースし、初の本格的なスマートフォンゲーム市場に参入した。また「キングダムクロニクル」の欧米版「Kingdom Wars」は、2013年2月でサービスを終了したとのこと。現在、国内向けの開発に注力しているという。
■コンテンツ事業は、売上高7億2100万円(同46.2%減)、セグメント利益6600万円(同71.7%減)だった。スマートフォン向け電子書籍コンテンツ「コミックmini」の売上拡大と新規事業の検討を進める一方、「音楽」「動画」「占い」などフィーチャーフォン向けコンテンツの売上が引き続き減少した。
■広告事業は、売上高9億6500万円(同12.5%増)、セグメント利益1億0300万円(同194.8%増)だった。フィーチャーフォン向け広告売上が減少する中、スマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」の売上が拡大した。
■四半期ベースでは営業益81%増を達成
大幅な減益となった決算だが、四半期ベースでは着実に収益が復調している。7~9月期の決算は、売上高9億5000万円(前四半期比12.0%増)、営業利益4900万円(同81.5%増)、経常利益4900万円(同32.4%増)、四半期純利益4800万円(同33.3%増)となった。
■2014年9月期の見通し
2014年9月期は非開示だが、第1四半期の予想を発表している。売上高8億4200万円(前年同期比6.1%減)、営業損益600万円の赤字(前年同期2800万円の赤字)、経常損益800万円の赤字(同2700万円の赤字)、四半期純損益800万円の赤字(同3000万円)の赤字を見込む。
同社の発表した決算は、売上高35億2300万円(前期比9.4%減)、営業利益6900万円(同69.4%減)、経常利益7900万円(同65.2%減)、当期純利益6900万円(同63.5%減)だった。
同社では、フィーチャーフォン向けの音楽や動画、占いなど収益性の高いコンテンツ事業の売り上げが大きく減少したことに伴い、利益面でも大幅な減益での着地となった。他方、スマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」を中心とする広告事業がセグメント利益194.8%増の1億0300万円と大きく伸びたほか、ソーシャルゲーム事業も20%を越える増収となった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■ソーシャルゲーム事業は、売上高18億4700万円(前期比8.7%増)、セグメント利益1億3600万円(同22.7%減)だった。Mobage向けを中心に新規タイトルのリリースを積極的に行い、新たに10タイトルをリリースした。また、9月にiOS版「反逆のシエルアーク」をセガと協業でリリースし、初の本格的なスマートフォンゲーム市場に参入した。また「キングダムクロニクル」の欧米版「Kingdom Wars」は、2013年2月でサービスを終了したとのこと。現在、国内向けの開発に注力しているという。
■コンテンツ事業は、売上高7億2100万円(同46.2%減)、セグメント利益6600万円(同71.7%減)だった。スマートフォン向け電子書籍コンテンツ「コミックmini」の売上拡大と新規事業の検討を進める一方、「音楽」「動画」「占い」などフィーチャーフォン向けコンテンツの売上が引き続き減少した。
■広告事業は、売上高9億6500万円(同12.5%増)、セグメント利益1億0300万円(同194.8%増)だった。フィーチャーフォン向け広告売上が減少する中、スマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」の売上が拡大した。
■四半期ベースでは営業益81%増を達成
大幅な減益となった決算だが、四半期ベースでは着実に収益が復調している。7~9月期の決算は、売上高9億5000万円(前四半期比12.0%増)、営業利益4900万円(同81.5%増)、経常利益4900万円(同32.4%増)、四半期純利益4800万円(同33.3%増)となった。
【アクセルマークの四半期売上高・営業利益の推移(億円)】
資料:同社の発表した決算短信をもとに作成。■2014年9月期の見通し
2014年9月期は非開示だが、第1四半期の予想を発表している。売上高8億4200万円(前年同期比6.1%減)、営業損益600万円の赤字(前年同期2800万円の赤字)、経常損益800万円の赤字(同2700万円の赤字)、四半期純損益800万円の赤字(同3000万円)の赤字を見込む。
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624