ネクソン株が急落、20％安の場面も　決算内容や10～12月の業績見通しに失望感　国内モバイルは減速続く

11月11日の東京株式市場でネクソン<3659>株が急落した。一時は前週末8日に比べて239円（21％）安い878円まで下げ、今年の最安値（3月の814円）に接近している。前週末に発表した2013年12月期第3四半期（7～9月期）決算の内容が失望的だったとして、株式投資家の売りが膨らんでいる。

今回の決算では2013年12月通期の業績見通しを据え置いた。上方修正を見込んでいた市場の期待に反する格好となり、嫌気された。第4四半期（10～12月）はPCオンライン事業は堅調な一方、モバイル事業の売上高や、全体の営業利益が前年同期を下回る計画となっている。モバイル部門では、稼ぎ頭の日本向け売り上げが、7～9月は前四半期（4～6月）比8％減の64億円と、減少傾向が続いている。これまで成長のけん引役であった中国ＰＣオンラインゲーム事業の伸び悩みや先行き不安を警戒材料とする声もあった。
   
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