
大和証券キャピタルマーケッツ(CM)は、5月2日付けのレポートで、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の海外展開について、当面は極めて重層的な準備の時期に入ったとし、業績への寄与は早くても今年度後半以降になる、との見方を示している。
国内のライバル事業者や海外のWEBサービス業者と競合していく部分があるものの、(1)共通プラットフォームを軸とした展開や、(2)内部統合進展中の米国パートナーの存在がDeNAの強みとなる可能性が高いと指摘。海外展開による中期的な業績拡大期待は大きいと考えているという。
大和証券CMでは、DeNAの業績予想について、2012年3月期の営業利益を643億円から584億円に、2013年3がつっきを657億円から610億円に減額修正。投資コストを勘案したためで、海外の収益は反映されてないとのこと。レーティングも「買い(1)」から「アウトパフォーム(2)」に引き下げた。