LINEのグローバル支援を行う子会社、LINE PLUSは、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ『LINE(ライン)』において、インドネシア最大手のオンラインゲームパブリッシャーKreon(クレオン)社の子会社である、Kreon Mobile(クレオン モバイル)社と戦略的提携を締結した。
今回の提携は、モバイル市場の成長が加速し、現在1,400万人以上のLINEユーザーを擁するインドネシアを対象に向けて、「さらなるユーザー拡大を目指す」ことを目的としている。
また、クレオン モバイル社は、今回の提携により良質な自社ゲームをLINEのプラットフォームを通じて配信し、将来的には両社のチャネルを活用した幅広い共同マーケティングを展開することで、モバイルゲームユーザーの獲得はもちろんのこと、長期的な観点からインドネシアの地方都市にまで両社の認知度を浸透させる方針を明かした。
さらに両社は、モバイルゲーム分野のほかにも、クレオンのネットカフェ加盟店2万6000店舗で流通しているプリペイドカードとLINEを連携させ、LINE内での決済を可能にしたり、LINEの公式アカウントやスタンプを活用した共同マーケティングも今後展開するなど、両社のシナジー効果が期待できる取り組みを積極的に行う予定とのことだ。
■クレオン モバイル社代表 ソ・ジンソプ氏のコメント
「積極的かつ現地に根付いたマーケティングにより、インドネシアで最も速く成長しているメッセンジャーアプリLINEと協業することができて嬉しい。両社とも海外で先に成果を出した企業であり、海外市場での困難と大変さを互いによく理解しているので、協議は順調に進んだ」と話し、「当社の現地での運営ノウハウにLINEの確かな競争力が加わることで、相当な影響力が生まれることを期待している。両社のユーザー層とマーケティングチャネルなども相互に補完できる側面が多く、提携による効果が大きくなると判断している」と付け加えた。
■LINE PLUS株式会社代表 慎ジュンホ氏のコメント
「インドネシアは世界で中国・インド・アメリカに続いて4番目に人口の多く、2.5億人もの人口を抱えている。モバイル端末の普及率も109%に達するなど、今後東南アジア地域においてモバイルゲーム及びメッセンジャーの中心になると見込まれている注目の市場」とし、「クレヨン モバイル社との協業により、より多くのユーザーにチャットやゲームを始めとするLINEの様々な魅力を伝えることができると期待している」と述べた。
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ