イマジニア、2011年3月期は経常益42%減-フィーチャフォンの有料会員が減少

イマジニア<4644>が本日(5月11日)に発表した2011年3月期の連結決算は、売上高48億5100万円(前期比4.1%増)、営業利益7億7600万円(同35.1%減)、経常利益6億8900万円(同42.6%減)、当期純利益4億1400万円(同38.6%減)となった。 同社では、モバイルコンテンツ事業のフィーチャフォン向けの有料サイトの会員数が減少したことや、中長期的な収益モデルの幾瀬のために研究開発費や人員増強を進めるなど先行投資費用が発生したため、としている。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■モバイルコンテンツ事業は、売上高35億9900万円(前期比10.8%減)、営業利益11億3500万円(同25.7%減)だった。スマートフォンアプリの研究開発に注力する一方、フィーチャフォンの有効サイトの会員数維持に向けた施策を実施したものの、会員数は減少した。 ■モバイルコマース事業は、売上高3億7000万円(前期比12.6%減)、営業損益1500万円の赤字(前期2100万円の黒字)だった。 ■パッケージソフトウェア事業は、売上高9億0600万円(前期比43.8%増)、営業利益1億1600万円(同154.9%増)だった。「メダロット」シリーズの新作や、「シェイプボクシング2Wiiでエンジョイダイエット!」を発売した。   ■2012年3月期の見通し 2012年3月期は、売上高43億8800万円(前期比9.5%減)、営業利益6億2400万円(同19.6%減)、経常利益6億2400万円(同9.4%減)、当期純利益3億9600万円(同4.3%減)を見込む。 モバイルコンテンツ事業では、引き続きスマートフォン向けアプリの開発に取り組む一方、フィーチャフォンについては会員数の維持に注力する方針。 パッケージソフトウェア事業では、「ニンテンドー3DS」向けタイトルとしてレースゲームと、「Enjoy Diet!」シリーズの新作として「ビリーズブートキャンプWiiでエンジョイダイエット!」などを発売する予定。 このほか、投資教育事業として、投資信託提案支援システムの銀行や証券会社への本格的な導入に向けた営業展開とシステムの導入先の拡大に備えたファンドデータの充実を図ってまいくとのこと。