ジャフコ、第3四半期の営業益は6.5倍の188億円 市場活況続き、上場株式の売却益が高水準

ジャフコ<8595>は1月24日、2014年3月期第3四半期(4~12月)の連結決算を発表した。売上高は前期比2.8倍の318億円、営業利益は6.5倍の188億円、経常利益は5.1倍の198億円、純利益は4.6倍の122億円だった。IPO市場の活発化によってキャピタルゲイン(株式売却益)が大きく伸びたことが主な要因だ。
 

同社では、IPO市場の活況に伴い、国内、海外ともに大型IPOを実現し、キャピタルゲイン(値上がり益)が高水準に推移した。キャピタルゲインは184億2500万円と、前年同期の21億5700万円から急増した。国内IPOは16社、海外が4社だった。上場した投資先では、国内は銀行の足利ホールディングスやメディアプラットフォームのじげん、海外ではTwitterなどが代表的だ。
 

2014年3月期の業績予想は引き続き非開示とした。同社では、国内・海外の株式市場や新規上場市場の影響を強く受け、収益水準の振幅が大きくなるため、業績予想を合理的に行うことは困難であることを理由にあげている。