任天堂<7974>は、本日(1月29日)、第3四半期(2013年4~12月期)の連結決算を発表し、売上高4991億円(前年同期比8.1%減)、営業損益15億7800万円の赤字(前年同期58億5700万円の赤字)、経常利益555億円(同144.2%増)、四半期純利益101億円(同29.9%減)だった。
同社では、売上高と営業損益については、欧米における本体値下げの影響などによりWii Uハードウェアの採算が依然として厳しい状況にある中、利益率の高いソフトウェアの売上高が伸びなかった。
また、営業損益については、為替がドル・ユーロとも円安となったことにより外貨建てで発生する費用を円に換算した際の金額が大きくなったことなどもあり、販売費及び一般管理費が売上総利益を上回り、赤字となった。しかし、為替相場が前期末に比べ円安になったため為替差益が481億円発生したことにより、経常利益と四半期純利益の黒字は確保した。
なお、ハードウェア別の状況では、ニンテンドー3DSは、ハード・ソフトとも好調を維持し、米国では暦年のトップシェアハードになるなど勢いの改善はあったものの、海外市場の年末商戦期の伸びが限定的であったため、販売数量はハードウェアが1165万台、ソフトウェアが5725万本にとどまった。
10月に全世界で同時発売した『ポケットモンスター X・Y』が1161万本の販売となった。国内では『トモダチコレクション 新生活』が182万本の販売になるなど、自社定番タイトルも順調に販売を伸ばしたほか、サードパーティーのタイトルからもヒット作が生まれた。海外では、『とびだせ どうぶつの森』が279万本(全世界で352万本)の販売となったほか、『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』が154万本(全世界で200万本)、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』が185万本(全世界で218万本)の販売となった。
また Wii Uについては、夏から年末商戦にかけて『ゼルダの伝説 風のタクトHD』、『Wii Party U』、『スーパーマリオ 3Dワールド』などの自社有力タイトルを発売し、それぞれミリオンセラーとなったものの、Wii Uビジネス全体の勢いを回復するには至らず、ハードウェアの販売台数は241万台、ソフトウェアの販売本数は1596万本にとどまった。
■2014年3月期の見通し
2014年3月期は、売上高5900億円(前年同期比7.1%減)、営業損益350億円の赤字(前期364億円の赤字)、経常利益50億円の黒字(同52.3%減)、当期純損益250億円の赤字(同70億円の黒字)を見込む。
続く第4四半期は、年末商戦後の季節性により大きく売上高が減少する見込みで、固定費が含まれる販売費及び一般管理費が売上総利益を上回るため、営業損失が拡大する見込み。また、期末の前提為替レートを第3四半期末より円高に想定しているため、通期では為替差益が減少し、経常利益も縮小する見込み。当期純損益は、主に米国における繰越欠損金などに対する繰延税金資産の取崩を第3四半期におこなった影響により損失を見込む。
なお、為替の前提レートは、第4四半期及び期末においては1USドル=100円、1ユーロ=140円とのこと。
同社では、売上高と営業損益については、欧米における本体値下げの影響などによりWii Uハードウェアの採算が依然として厳しい状況にある中、利益率の高いソフトウェアの売上高が伸びなかった。
また、営業損益については、為替がドル・ユーロとも円安となったことにより外貨建てで発生する費用を円に換算した際の金額が大きくなったことなどもあり、販売費及び一般管理費が売上総利益を上回り、赤字となった。しかし、為替相場が前期末に比べ円安になったため為替差益が481億円発生したことにより、経常利益と四半期純利益の黒字は確保した。
なお、ハードウェア別の状況では、ニンテンドー3DSは、ハード・ソフトとも好調を維持し、米国では暦年のトップシェアハードになるなど勢いの改善はあったものの、海外市場の年末商戦期の伸びが限定的であったため、販売数量はハードウェアが1165万台、ソフトウェアが5725万本にとどまった。
10月に全世界で同時発売した『ポケットモンスター X・Y』が1161万本の販売となった。国内では『トモダチコレクション 新生活』が182万本の販売になるなど、自社定番タイトルも順調に販売を伸ばしたほか、サードパーティーのタイトルからもヒット作が生まれた。海外では、『とびだせ どうぶつの森』が279万本(全世界で352万本)の販売となったほか、『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』が154万本(全世界で200万本)、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』が185万本(全世界で218万本)の販売となった。
また Wii Uについては、夏から年末商戦にかけて『ゼルダの伝説 風のタクトHD』、『Wii Party U』、『スーパーマリオ 3Dワールド』などの自社有力タイトルを発売し、それぞれミリオンセラーとなったものの、Wii Uビジネス全体の勢いを回復するには至らず、ハードウェアの販売台数は241万台、ソフトウェアの販売本数は1596万本にとどまった。
■2014年3月期の見通し
2014年3月期は、売上高5900億円(前年同期比7.1%減)、営業損益350億円の赤字(前期364億円の赤字)、経常利益50億円の黒字(同52.3%減)、当期純損益250億円の赤字(同70億円の黒字)を見込む。
続く第4四半期は、年末商戦後の季節性により大きく売上高が減少する見込みで、固定費が含まれる販売費及び一般管理費が売上総利益を上回るため、営業損失が拡大する見込み。また、期末の前提為替レートを第3四半期末より円高に想定しているため、通期では為替差益が減少し、経常利益も縮小する見込み。当期純損益は、主に米国における繰越欠損金などに対する繰延税金資産の取崩を第3四半期におこなった影響により損失を見込む。
なお、為替の前提レートは、第4四半期及び期末においては1USドル=100円、1ユーロ=140円とのこと。
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974