【App Annie調査】Rovioの『Angry Birds Go!』がランキングを駆け走る

App Annieは、1月30日、App StoreとGoogle Playにおけるアプリ市場の12月の動向をまとめたレポート「App Annie Index」の最新版を公開した。「App Annie Index」は、ゲーム編とアプリ編(非ゲーム系)に分かれているが、今回もゲーム編を見ていきたい。
 

<以下、App Annieの2013年度12月の「App Annie Index」より抜粋> 


 

『Angry Birds Go!』が、ダウンロードランキング1位


 
同社のレポートによると、2013年12月のApp Storeのダウンロードランキングでは、Rovioの『Angry Birds Go!』が1位にランクイン。
 
『Angry Birds Go』は、2013年12月にリリースされた大ヒットタイトル『Angry Birds』を題材にした3Dレースゲームだ。本作では、ピギーアイランド内に設置されたコースを走りながら、『アングリーバード』の世界を豪華な3D映像と共に楽しめる。プレイヤーは、『Angry Birds』に登場するレッド、チャック、ステラ、キングピッグなどからお気に入りのキャラクターを選択し、ダウンヒルレースを繰り広げていく。50種類以上のソープボックスカートを選択できるほか、キャニオンからスピードウェイまでのトラックや、スタントロードやエアーコースまでも楽しめる。また本作は、『Angry Birds』シリーズでははじめとなるアプリ内課金モデル。

App Annieの同アプリの12月のダウンロードランキングの推移によると、レーシングカテゴリでは1位を持続的に維持していたことがわかった。(下記の図を参照。出所:App Annie


 

Kingが、CM効果で売上ランキング首位

 


また、App Storeの売上ランキングでは、Kingの『Candy Crush Saga』が1位となった。これは、12月の年末商戦でテレビCMを中心としたプロモーション効果によるもの、とされている。
 
『Candy Crush Saga』は、日本でのCM開始以降後数日で、App Storeの無料ランキング100位圏外から1位に急浮上(関連記事)。また、アメリカでの継続的なプロモーション効果もあって、Google Playのダウンロードランキングで1位となった。
 
 

Candy Crush Saga - Raining Candy!(CandyCrush Saga公式チャンネル)


 

ダウンロードランキング

 

  • App Store 




App Storeのダウンロードランキングでは、Rovioの『Angry Birds Go!』が首位を獲得。さらに、Rovioの『Angry Birds Star Wars II』は5位に急浮上。これは、『Angry Birds Go!』のプロモーション効果により、ユーザーが流入したことによるものだ。
 
また、Time Warnerの『LEGO® Star Wars™: The Complete Saga』が7位にランクイン。『LEGO® Star Wars™: The Complete Saga』は、2007年にリリースされたコンソールゲームをスマートフォン向けにリメイクしたものだ。同作は、アプリ内課金のビジネスモデルをとっている。
  
 

  • Google Play 




Google Playのダウンロードランキングでは、『Candy Crush Saga』が引き続き首位となった。

また、トルコのSoner Karaが開発したレースゲーム『Traffic Racer』が5位にランクイン。これは、Google Playのトップページで20か国以上フューチャーされたことによるもの。特に、ロシア、トルコ、アメリカでダウンロード数を伸ばした。
 
 

売上ランキング

 

  • App Store 




App Store売上ランキングでは、Kingの『Candy Crush Saga』が前月より1ランクアップの首位を獲得。SuperCellの『Clash of Clans』は、前月より1ランクダウンの2位にランクインするとともに、『Hay Day』も前月より1ランクダウンの5位となった。

また、スウェーデンのMojangの『Minecraft – Pocket Edition』が大幅に順位を上げ、10位にランクイン。同作は、アップルが発表した「2013年iPhone/iPadベストアプリ」に選ばれ、クリスマスだけで1日100万ドル(約1億276万円)を売上げた。
 
 

  • Google Play 




Google Playの売上ランキングでは、『パズル&ドラゴンズ』が引き続き首位となった。日本勢では、コロプラの『魔法使いと黒猫のウィズ』が前月に続き6位となった。Supercellの『Clash of Clasns』が1ランクアップの3位、Electronic Artsの『The Simpsons™: Tapped Out』が2ランクアップの10位となった。
 
 

パブリッシャー別ダウンロードランキング

 

  • App Store 




App Storeパブリッシャー別のダウンロードランキングについては、Electronic Artsが1ランクアップの1位、Rovioが8ランクアップの2位となった。以下、Gameloftが2ランクダウンの3位、Disneyが前月に引き続き4位、Stom8が6ランクアップの5位となった。
 
 

  • Google Play




Google Playのパブリッシャー別のダウンロードランキングでは、Kingが3ランクアップの1位、Rovioが3ランクアップの2位となった。以下、Gameloftが1ランクダウンの3位、Electronic Artsが1ランクダウンの4位となった。
 

 

パブリッシャー別売上ランキング

 

  • App Store 




App Storeパブリッシャー別の売上ランキングについては、1位〜4位は前月に引き続き、Supercell、King、ガンホー、Electronic Artsとなった。また、日本勢では、グリーが1ランクダウンの6位となった.
 
 

  • Google Play




Google Playのパブリッシャー別の売上ランキングでは、前月に引き続き、ガンホーが1位、LINEが4位となった。Kingが1ランクアップの2位、Supercellが1ランクアップの5位となった。また、日本勢では、コロプラが1ランクダウンの6位、グリーが1ランクダウンの8位、ディー・エヌ・エーが1ランクダウンの9位となった。
  
 

関連サイト

 
App Annie Index: Games – Angry Birds Go! Races to the Top」(App Annie)


(C)App Annie
(C)King
(C)Rovio

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
企業データを見る
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
企業データを見る
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る
LINE株式会社
http://linecorp.com/

会社情報

会社名
LINE株式会社
設立
2019年12月
代表者
代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
企業データを見る
data.ai(旧App Annie)

会社情報

会社名
data.ai(旧App Annie)
企業データを見る
Rovio Entertainment

会社情報

会社名
Rovio Entertainment
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